不安障害について


不安は日常生活の様々なところで起きますが、治療が必要になる不安は、生活を妨げるような不安が出現したときです。不安には色々な種類があって、ある特定の事柄や状況に対しての不安や、理由はないが漠然とした不安、突然起こるようなパニック症状、対人緊張、自分の体に対する不安など多岐にわたります。不安が強くなると、人は強迫的になる傾向があり、強迫思考や強迫症状といった症状の強迫性障害も不安障害の一つです。

不安の治療には、抗不安薬といった一時的な不安を抑える薬剤、自律神経の調整をする薬剤、漢方薬、SSRIと呼ばれる不安・抗うつ剤の一種などを症状に合わせて使用します。カウンセリングも有用で、自分の不安を知ったりその対応方法を考えたりすることで、不安をコントロールできるようになります。

不安障害にみられる症状


〇不安感

〇焦り、混乱

〇不注意

〇汗をかく

〇動悸・ドキドキ

〇過呼吸

〇体の症状(めまい、耳鳴り、下痢、腹痛、嘔気、頭痛、体の痛みなど)

〇強迫症状(何度も確認する、手を洗っても汚いと思うなど)