発達関連の障害は、自閉症スペクトラム(こだわりとコミュニケーションの障害)、ADHD(不注意と多動・衝動の問題)、知的障害など、幼少期からの脳機能障害として考えられているその人の考えと行動の偏り(かたより)の障害です。
現在は、その偏り(かたより)があるかないかではなく、どれぐらい濃いのか薄いのかという考えになっていて、偏り(かたより)が大きすぎると、生活がつらくなったり、なんで自分はいつもこうなんだろうと悩むことになってしまいます。
発達障害やADHDは、実は稀な障害ではなく身近な障害と考えられています。
〇こだわり(もの、食べ物、感覚、手順、自分なりのルールなど)が強い
〇こだわりを邪魔されるとイライラしたりかんしゃくを起こしてしまう
〇書いてあるものやルールにこだわり、それを曲げられない
〇人との会話が苦手・雑談が苦手
〇知らないうちに相手を怒らせてしまったり、場を読めないことを言ってしまったり行動してしまったりする
〇感覚の過敏がある(音・感触・味覚・匂いなど)
〇協調運動が苦手(体を動かすとぎこちない動きになる)
〇同じ動きや繰り返すパターンがある
(ADHDにみられる症状)
〇ものをすぐになくしたり、置き忘れたりしてしまう
〇注意が続かずに一つのことを集中する時間が短い
〇思いついたらすぐにそちらに気を取られて行動してしまう
〇じっと座っているのがつらく、座っていられてもそわそわしてしまう
〇ぎりぎりになるまで何かをすることができない
〇片づけをしたり整理をしたりするのが苦手